1.設立趣旨

平成31年3月、日本政府として初めて、ILC計画に関心を持って国際的な意見交換を継続するとの意向が示されました。

令和2年2月のICFA/LCB(国際将来加速器委員会/リニアコライダーボード)会議では、文部科学省及び超党派国会議員連盟から日本におけるILC計画の状況が説明され、これを受けICFAでは、ILCの日本建設を支持するとともに、ILC計画の準備段階移行に向けた国際推進チーム(International Development Team/IDT)をKEK(高エネルギー加速器研究機構)に設立するよう提言しました。

IDTは、今後1~1.5年かけて、準備段階の研究所の制度設計や準備期間への移行に必要な作業を行うこととされています。

また、令和2年6月には欧州素粒子物理戦略が更新され、その中では「次期最優先コライダーは電子・陽電子ヒッグスファクトリー」、「ILCがタイムリーに実現する場合には、欧州の方針と適合しており、協働して取り組みたい」との意向が示され、既に表明されていたアメリカの支持に続き、ヨーロッパの協力姿勢も明確になりました。

これまで、ILC実現を目指す東北の産学官が連携した東北ILC推進協議会に設置された東北ILC準備室が「東北マスタープラン」を策定するなど、ILCについての国民の機運醸成活動、受入準備活動等を展開してきました。

ILCを巡る国際的動向が大きく変化したことから、建設候補地である東北としては、令和2年8月2日に発足したIDTをはじめとした研究者コミュニティに協力し、地域が主体となってILCの受入環境整備等の具体的な検討を進めようと、東北ILC準備室の後継となり、ILC建設候補地周辺自治体や国内の関係機関等が協働した新しい組織の設立について関係者が協議を進め、東北ILC事業推進センターを設立したものです。

2.設立年月日

令和2年8月6日

3.構成団体

東北大学、岩手大学、岩手県立大学

宮城県、仙台市、気仙沼市、登米市、栗原市、大崎市

岩手県、盛岡市、大船渡市、花巻市、北上市、遠野市、一関市、陸前高田市、奥州市、西和賀町、金ケ崎町、平泉町、住田町

岩手県国際リニアコライダー推進協議会  計23団体

4.役員

代表 鈴木 厚人 岩手県立大学長
代表補佐 箱石 知義 岩手県ILC推進局長
監事 藤本 耕也 盛岡市国際リニアコライダー推進事務局長
後藤 英之 気仙沼市震災復興・企画部ILC推進室長

5.事業内容

  1. ILC建設候補地周辺の環境整備及び研究施設建設等に関し、地域主導で取り組むべき課題の検討
  2. 研究者及び家族等の受入れや定住に対応した体制及びまちづくりの検討
  3. ILC建設に係る地域住民の理解促進活動
  4. ILC建設に伴う自然環境や社会、経済等への影響に係る検討
  5. 研究施設の立地に伴う地域資源の活用及び地域の振興に向けた検討
  6. 加速器関連産業の振興方策の検討
  7. その他、本会の目的を達成するために必要な事業

6.「ILC解説セミナー(出前講座)」について

東北ILC事業推進センターでは、ILCに関して理解を深めていただくため、講師(研究者及び東北ILC事業推進センター)を派遣しています。

セミナーの内容の例

  • ILCの最近の情勢
  • ILCの意義
  • ILCの安全対策

下記実施要領を御覧の上、東北ILC事業推進センター事務局(岩手県ILC推進局内019-629-5217)に御連絡ください。

実施要領

実施地域 東北管内
応募受付 随時(研究者との日程調整が必要となりますので、実施予定日の3か月前までにご連絡ください。日程調整をさせていただく場合がございます。)
対象人数 概ね10名以上でお願いします。

※日程によりお受けできない場合がございますが、ご了承下さい。
※パソコンを使用しますので、プロジェクター・スクリーンを御準備ください。